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comヒロ日記
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リハビリテーションの果てに。
第2話

第3話



の続き ↓























あるレストランに、凄まじく緊張している男がいる。

傍らにはなぜか、涙を流している女性の姿があった。


一見すると妙な光景だが、一部始終を見ていたレストランのウェイターには
男の気持ちが痛いほど理解できた。

プロポーズの言葉を言おうとしたその瞬間、頭の中が真っ白になった時の
恐怖。


ウェイターが見ていたその男は、まさにその典型だったのだ。


そして、本来ならばこういった客のプライバシーには触れるべきではない
のだが、思わず聞き耳を立ててしまっていた。


男の、その後の展開を見守るべく・・・








さて一方、そのころの男は相変わらずのだんまりを続けていた。

さすがに、脳内会議の長考は現実の場においても長い沈黙となり、
彼女の表情がやや曇ってきた。



女「グスッ・・・どう・・・したの?」


男「えっ!?あ、ああ・・・わかってる。それじゃあ、言うよ・・・?」







その言葉が容易に出ないことは百も承知していたが、男はすがる気持ちで
頭の中の自分に問いかけた。

男(それじゃあ、もう一度頼むぜ!相棒!)
  ・・・そうだ!余計なことは考えずに、間髪入れずに言ってみるよ!)


頭(・・・仕方がない。うまく伝わるか心配だが、なにより時間がない。
  一つの賭けだが、やってみよう!)








男&頭 (いくぜ!)





















(君・・・か・・・ザ・・・ずっと・・・いたいんだ!)
       ↓
○(君の笑顔をずっと見ていたいんだ!)



男「君との関係はずっと前から痛いんだ!」




女「・・・!!!」







男の顔から、あきらかに血の気が失われていった。

逆に、女の顔はフツフツと紅潮し始めた。





女「どういう・・・ことかしら?」




男「・・・ち、違うんだ!もう一度!チャンスをくれ!」


頭(しっかりしろよ!そんなこと言うワケないだろ!)


男(も、もう一度だ!)












(俺、君のことしかアタマにないから!)

男「俺、女のことしかアタマにないから!」



女「・・・最っ低ね!」



男「い、いや違うんだ! ええと・・・」













(他の女なんかには興味がないから!)

男「むしろ女なんかには興味がないから!!」


女「・・・あなた、そっちの方面の人なの?」




男「そんな素振り、一度も見せたことないー!!」
















(君のおふくろの味を毎日食べたいんだ!)

男「君のおふくろさんを毎日食べたいんだ!」


女「どういうつもりなのよ!!」



男「違う違う!そうじゃないってば!」















(一生、俺のパンツを洗ってくれ!)

男「一生、俺のパーツを洗ってくれ!」


女「なんなの?新手のセクハラなの? あなた大丈夫?」



男「フガアァァァァ!!」













(終わった・・・。なにもかも・・・)


男(もう・・・だめだ・・・。なにも考えられない・・・。)




















女「なんだってのよ!こんな指輪まで持ち出して、私をバカにして!」


男「違うんだ・・・違うんだよ・・・」






女「・・・ね。もう終わりにしたほうがいいのかもね、私たち・・・」


男「え・・・え・・・?」



女「だってそうでしょう?こんな・・・こんなことって・・・」








彼女は泣いていた・・・



その涙は、先程のものとはあきらかに質が違っていた。



悲しみの涙・・・























男「結婚しよう」





女「本当よ。結婚しよ・・・・・・って、え?」



男「結婚してくれ。こんなオレだけど、一生キミを守っていくよ」



女「どうして・・・そ、そんな」



突然変わった男の態度に、女は戸惑った。




男「ゴメンな、オレに勇気がなかったから。うまく言葉が出てこなくてさ」


女「え?あ、あの・・・」



男「お願いだ、笑ってくれよ。お前の笑顔をずっと見ていたいんだ」


女「・・・・・・!!」



男「大好きだよ」



女「私も・・・!!」






そして二人は、抱き合った。




















その結末を見た周りの客が、一斉に拍手を送った。


もちろん、その中には先程のウェイターもいる。



ウェイターは一部始終を見ていた。





男が、とんでもない言葉でプロポーズに失敗したところも。

女性がその言葉に怒り、悲しんだところも。


そして、彼女の涙を見たときの・・・彼の表情も。







ものすごい形相だった。

誤解とは言え、彼女を泣かせてしまったことへの自分への怒り、

そして、そんな彼女を守ってやりたいという決意の表れだった。



そこからは、彼の真摯な態度がすべてを物語った。

誰かに守られるのではなく、誰かを守る本当の強さがそこにあった。






そう、男はこの一大事において失敗したことで、本当の男になったのだ。




























さて、いかがでしたでしょうか?

第4回に渡ってお送りしてまいりましたお話でしたが、プロポーズには
涙がつきものですよね。



世に数々のエピソードがある中で、僕がもっとも好きな話は釣りバカの
ハマちゃんの言葉です。


「あなたを幸せにする自身はないですが、僕は幸せになる自信はあります」



一つ間違えると、とんでもなくダメな言葉ですが、人柄や温かみのこもった
素晴らしい言葉だと思います。

人間、ここぞというときには格好をつけたくなるものです。

しかし、本当の気持ちを言葉に出すときには、そんなものは蛇足なのかも
しれません。


相手を信頼してこそ、信用してこそ、その言葉には魂が宿るのですから。







あなたも、そんな言霊(ことだま)に思いを乗せてみませんか?



きっと、思いは無駄にはならないハズですよ!













おっと、2人の後ろの席でもう1組のカップルにも動きがありそうですよ。

とても若いカップルのようですね。大学生でしょうか?




では、ちょっとのぞいてみましょうかね・・・































続か


・・・ない。
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