ホント、多分イオンとかの登場以前からも行ってないから、最後に行ったのは
社会人になったばかりの頃かも。(最後に観たのは「フェイス・オフ」とか?)
見事に昔と変わらない駐車場の光景に、少し感傷気味ですよ。懐かしいっ!
さて、件の「スカイ・クロラ」ですが、前評判の通りならハッキリ言って
つまらないだろうという感触だったのですが、オイラの感想としては
メチャンコ面白かったです!マジ!鉄板!!
いわゆる原作モノの映画なのですが、シリーズとして小説を見ている方には
どう映ったのかはわかりません。オイラは読んでいませんでしたから。
日本と思える世界観。
しかし確実に違う場所であるだけに、不思議と色々な足場(背景)は理解しやすく、
あっという間に引きこまれていきました。
特記すべき点は、押井ワールドにおいては当然の表現となっている「描き込み」の
すごさでしょうか。戦闘機から機関銃の薬莢(やっきょう)が排出される場面などは
リアルそのものです。軍事的な面も、監修に就いている人が日本で1、2を
争うほどに精通している方らしいので(友人・談)、納得せざるを得ません。
主役が乗り込んでいる機体は、おそらくオイラの稚拙な知識の中から推測するに
「震電(しんでん)」なのでしょうか?カッコよすぎでした。
全体的に感じたのは、おそらくリアルに戦闘機を描いているだけにより強く感じた
機体の空力(くうりき)についてです。
「空飛ぶF−1マシン」としか思えないほど、フォルムが似ているんですね。
戦闘機とかには一切興味がなかったのでわかりませんでしたが、考えてみれば
空力をもっとも進化させたのは飛行機ですし、F−1については自動車メーカーが
作り出した究極の空力マシンですからね。いちいち納得です。
若い方は知らないかもしれませんが、ファミコンソフトで「1945」という
神ゲームがありまして、その中に登場するBOSSの爆撃機にそっくりな機体の無い
全体が翼のカタチでできているヤツが登場してたんですよ。
「あんなのが、本当に空飛ぶんかよ!?」と思ってしまいましたが、考えてみれば
ステルス爆撃機とかも同じカタチですよね。飛ぶわ、そりゃ。
あとは、本当に知識の無いオイラが偉そうに言うのもなんですが、登場する
機体全てがレシプロだったのも良かったです。
※
レシプロとは、現在のようにジェットエンジンとは違って車のエンジンのように
ピストン運動によって駆動させるような仕組のことです。
プロペラ機にとってそれはすさまじい工夫のし所であり、前面にプロペラを
付けるか後方に付けるかで大きく変わるんですよ!
前面に付けて離陸時の安定を取るか、後方に付けて前面に4基以上の機関銃を
装備できるスペースを確保するか、それだけ見ても使い方が変わってきますから。
今回は後方に付ける形で、まさに「震電」と同じようなタイプだと感じました。
上空10000mまで急上昇できるマシンで、B−29などと同じ高度まで
上がれる性能を持っていたのですが、やはり離陸に難があったために3機しか
作られることなかった機体です。
それが常備されていたという設定の基地。
「みんなうまく飛べた?と聞くクルー(乗組員)。
レシプロながらの旋回能力を余すことなく魅せるパイロット。
そして、あまりにも作りこまれた独自の世界観・・・
この映画は、万人に受け入れられる作品ではないのかもしれません。
しかし、少なくとも「アツく」なれることは間違いないと思います。
心配していたストーリーについても、オイラは難なく受け入れられたことで
払拭できましたしね!
この夏はみなさんも、現実には経験できない「空の王」になってみませんか?
少しの悲しみと少しの理不尽を胸に、大きな世界を観に行きましょう!




